壁にぶつかっている人を(共倒れしないで)助けるには

思うところがあって、今回は、壁にぶつかっている人を助けるには、どうすればいいのかを考えました。

ここで言う「壁」は生きている中で起きる、恐れ、心配、不安、悩み、怒り、反抗、非難、意欲減退、自己批判、自己否定、自信喪失、などです。(※認知症などの重度な精神障害を持つ人のケアは、この記事の範疇外なので、必ず専門家にアドバイスを伺ってくださいね。)

身近にそういう人いませんか?壁にぶつかって、悶々としている人。

そんな人を助けるのに、一緒に考えたり悩んだりしますよね。でも本人は、自分の中の鬼と独り相撲しているため、本当は心にない暴言を吐いたり、悪い態度を示したり、こっちの善意を踏みにじることさえします。

私も経験したことありますが、一生懸命サポートしようとしているのに、努力が報われないと疲れがドッと出ません?イヤになって突き放そうかなと思うことも。

でも相手が例えば大事な家族や親友だとすると、そんな心無いことは出来ない。じゃ、どうすればいいの?

そんな悩みに対処するのに、次の質問を自分に問いてみました。皆さまの参考にもなれば幸いです!

自分のケアは出来ている?

先ほども書いたように、本人が戦っている相手は、あなたでなく自分自身。まだ勝てないから、周りに八つ当たりします。

八つ当たりを受けてイラっとするのは至って自然な反応。だって、人間だもの!常に仏のようにはなれません。

そんな時は、まず自分のケアを優先すること。それは決してわがままな行為ではありません。大人として自分に責任を取っている証です。

感情が波立っていると、他人の世話をする余力が失われます。余裕がない時にもっとやろうとしても出来ないし、余計摩耗してしまうかもしれません。

なので、ここでしっかり感情を処理して、相手をケアする心の余裕を取り戻すことに専念します。

他人の問題を解決しようとしている?

悶々としている大切な人を見守るのは確かに辛いです。だけど、早くどうにかしたいあまり、もしかしたら相手に代わって、問題解決しようとしていませんか?

この場合は、本人が自力で答えを導き出さなければなりません。どんなに回り道をして、どれだけ時間がかかっても…。本人の成長のための壁だからこそ、他人が代わりに解決すべきではないのです。

一緒になって感情的に巻き込まれると、共倒れしてしまい、サポートの意味がなくなってしまいます。なので、深呼吸して、ここは一歩退きます。

この状況の良い点は?

「問題児」を抱えていると、良くない点ばかり見えてしまうもの。でも、物事の善し悪しは表裏一体。その悪い点を裏返すと、何が見えてきますか?意外な発見があるかもしれません。

例えば、激しく感情的になって手に負えない反面、それほどのエネルギーを発せられる相手は、生命力が強いとも言えます。

あるいは、感情的に反抗する相手の態度に、かなり反応する自分がいるとしたら、どうして反応するのか自分に聞いてみると良いです。その答えを見つけられると、相手との関係が変わるかもしれません。

問題を冷静かつ論理的に分析するのではなく、愛情と好奇心の目を持って見つめてみて。

他に出来ることは?

今までと同じ対応をしても、相手も状況も変わらないのはもう知っての通り。では発想を変えて、これまでやったことない、新しい行動を試したらどうでしょうか。今がそのチャンスです。相手が変化するきっかけになるかもしれませんし、自分も変わります。

ここはぜひ、創造性と遊び心を持つこと!真剣になってしまうと、お互いに追い詰めてられてしまうので。

例えば、この状況のおかしさに気付く。好き勝手にしていい日を作る。ふざける、だらける、怠ける。いつもと違う場所に出かける。普段食べないものを食べる。模様替えする。仮定未来について話す。物を作る。日帰り旅行する。

いかがでしたか?少しでも参考になれば、とても嬉しいです。私も、自分の視点を変えることで、状況が好転しました。

もし皆さまの中で、似たような状況にいらっしゃる方がいたら、よろこんであなたをサポートいたします♡

ぜひこちらからお問合せください。

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。