あなたのポラリスは
2-3年くらい前かな、大学時代の友人にズバリこう聞かれたことがありました。
「りみは何のためにヒーラーになったの?誰のためにヒーリングをやっているの?」
え?それは、あの、だから、人を癒してあげたいから。癒しを必要としている人の役に立ちたいから。
とりあえず真っ先に思いついたことを言ったら、彼女に、
「そんなんじゃ誰もついてこないよ」
とピシャリ。
友人が言うには、自分という「商品」を世に出す人というのは、賛同してくれる人がいなければ、やっていることに意味がない。だから指針・方針・ポリシーみたいなものが大事になるのだと。その指針のことを彼女は「ポラリス」(北極星)と呼んでましたが、ポラリスがしっかりしている人ほど、人はついてきてくれるのだそうです。
物書き業でそれなりの成功を収めた彼女が言うのだから、ものすごーく納得しました。
で、指摘されたのをきっかけに、私も自分のポラリスというものを考えることに。
書き出したらどんどん誇張されていく言葉を、もう一回消して書き直して。今度は控えめすぎて、こりゃダメだと、さらに書き消して。しまいには何が何だか分からなくなって、放り出しました。
でも不思議なことに、時間をおいたら突然ピンときたんです、心が躍るような言葉が。実際に声を出して読むと、これがまたしっくりくる。我ながらスゴイなー!と感動。笑
後になってから分かったことですが、実はこれって、顕在意識、潜在意識と直感のそれぞれを効果的に利用した思考プロセスなのでした。
顕在意識、潜在意識と直感を使って考える
普段私たちは左脳で考え、論理的に物事を判断しようとしますよね。もっとクリエイティブな発想が必要なときは、右脳が力を発揮します。
だけどさらに一歩踏み込んだ、ディープなインスピレーションを必要とするとき、魂(スピリット)、つまり直感の力を借りなければなりません。
そうするには、まず自分に「〇〇についてどうしたらいいのだろうか」など、質問を投げかけます。
次に、時間をかけて答えをじっくり考えます。問いかけるだけで考える労力を怠ると、原動力が足りず、そもそも問いかけの目的を忘れてしまいかねないので。火を起こしたのに、木をくべないと火が消えてしまうのと同じように。
で、十分考えたところで一旦休憩。ここから先は潜在意識にバトンタッチ。課題を与えられた潜在意識は、リラックスしている時や眠っている間に、意識しないところで答えを探し続けてくれます。
そうするうちに、ある日突然閃くのです。これがいわゆる直感。
直感の声を本当に信じてもいいのかどうか判断しかねるときは、体に聞くといいです。
胸が躍るような感覚、お腹の底から力が湧く感覚など、体が喜ぶ感じがすれば、OKのサイン!
逆に体のどこかでざわざわするような感覚があれば、もう一回自分に聞いてみます、「本当にこれが答えなのか?」やっぱりしっくりこなければ、まだ本物の答えを出す準備ができていないのかもしれません。
これも大切なメッセージなのです。
「どうしてざわざわするんだろう?」と問いかけて、同じプロセスを繰り返してみてください。多少紆余曲折しても、ちゃんと今の自分に必要な答えにたどり着けますから。
こんな感じで、皆さまもポラリスを探してみてはいかがでしょうか。
思いもよらない発見があるかもしれませんよ?!
理美
追記:2020年6月現在、当時のポラリスは今でも変わらないかと聞かれたら、それは否ですね。
人の幸せのために役立ちたい、人の可能性を引き出すきっかけ作りをしたい、という基本精神は変わっていないけど、手法と焦点は少し変わりました。
当時はエモーションコードとボディコード一本だったのが、マップメソッドとコーチングまで加わりました。セッション内容も、ヒーリング全般からマインドセット・シフト、意識の変革へと焦点を絞りつつあります。
意識の持ち方を変えて、人生の一部を良い方向に回し出すと、他の部分も相乗効果で良くなるものです。例えば、仕事が上手く行ったり、人間関係が円満になったり、体も健康になったり。
逆に、ネガティブなマインドセットを持ったまま仕事、人間関係、健康を良くしようと思っても、なかなかスムーズには行きません。むしろ困難をたくさん感じて、自分はなんて不運だ、とさえ思うかもしれません。
それほど意識はすごく重要なのだと、これまでのセッション経験を通して、強く感じるようになりました。
もし皆さまも意識改革に関心があるのでしたら、ぜひご連絡くださいませ!お役に立つことができれば幸いです。