プラクティショナーになってから5年目、来星11年目という節目を迎え、エモーションコードとの出会いについて思いを馳せました。もしエモーションコードに出会っていなければ、今の新しい自分がありません。おかげで、自分の行き甲斐を見つけられたことに、心から感謝しています。

来星記念日を迎えて

先月はプラクティショナー歴5年目の節目を迎えましたが、今月はもう一つの節目を迎えます。我が家の来星記念日です。

11年前の節分の日、私たち一家はシンガポールに引っ越して来ました。今思えば、11年の間に色々あったなー ホントに。

子供が生まれる数年前、夫婦でシンガポールに短期間住んだ経験があったので、「行くぞ」と言われた当初は、あまり焦りはしませんでした。それでも、荷物を整理して家を引き払って、二人の幼い子供を連れて外国に移住するのはそれなりに大変で、飛行機に乗る前夜に熱を出してしまい、意識が朦朧とするままシンガポールに到着しました。

「えらいことになった」と思い始めたのは、来て数日経ってからでした。

夫も私も、親の海外赴任の関係で幼少期を外国で過ごしたとはいえ、本格的に自分たちの生活を海外で一から立て直すのは全く初めて。

まず、気候が暑い。とにかく暑い。なのに室内はどこも冷房が効きすぎて、体温調節が上手く行かない。

その上、家探し、車、道路事情、電車、バス、タクシー、銀行、スーパー、水道、ガス、電気、電話などすべての手続きの勝手を覚えなければならない。幼稚園に上がる子供がいるから学校を探さないといけない。かかりつけの小児科医も見つけないといけない。

日本にいれば何となく耳に入ってきた情報が、こっちではまだ知り合いが一人もいないので、頼れるのは勘(とネット)のみ。

経験して初めて、自分たちの親の苦労がどれほど大きかったのか、身に沁みました。

環境が変わっても自分は変わらない

生活の物理面を比較的簡単に整えることができたのは、シンガポールという便利な国に住んでいるおかげ。

でも精神面はどうしても向上しませんでした。

もともと日本にいた頃から、程度の低い鬱状態が何年も続いていた私。二人目が生まれてからずっと疲労困憊していて、シンガポールは住み込みのお手伝いさんを雇うのが普通だから、負担を軽くするため、うちも迎え入れることに。

掃除を毎日やってくれ、子供の面倒を見てくれるから助かるとはいえ、赤の他人に家を任せ、仕事ぶりを管理するのは相当なストレスでした。

物を壊しても教えてくれない、あげないでと言ったのに子供にお菓子をあげる、上の子には冷たく下の子には甘すぎる、洗濯物をごちゃまぜに洗って衣類を台無しにする、猫に餌を与えすぎて太らせる、年下の雇い主に注意されるのがプライドに触るのか、言われても聞かないか忘れる…。

主人に文句言っても、耳を貸してくれません。そもそも私のために雇っているのだと。そんなに嫌なら全部自分でやれ、でもお前にはそんなキャパないだろ?とも。

そうなんです。あの頃の私は心身ともにヘトヘトで、もう子育ても家庭も全部放棄したい!というのが本音でした。

主人はそれが分かっていて、メイドさんを雇うことに最初から大賛成。そして実際に来てもらうとなんて便利な存在なのかと喜んで、お手伝いさんを上手く懐柔しながら、気楽に使いこなしてました。

でも私はときたら、育児ストレスが溜まるとキーキーするわ、お手伝いさんと細かいことでしょっちゅうケンカするわ、発散できる友達がいないから夫や子供に当たり散らし、常にネガティブオーラを出しまくり。

そんな妻に、主人が愛想尽き始めているのが感じられました。

ちょっとでも気に障ることを言ったり言われたりすると、お互いに逆上。相手を触発させないように距離を置くうちに、会話がなくなり関係も冷めて…

せめて子供の前だけは親の体面を保とうと、努力しました。

エモーションコードとの出会い

そんな状態が数年続いたある日、たまたまエモーションコードの考案者・ネルソン先生の実演ビデオをYouTubeで発見。

これだ!

それまで、自分の精神状態を良くするには、何かを変えないといけないと思っていたし、周りからもそう教えられて来ました。

でもネルソン先生によると、「大概の精神的または身体的な問題の原因を突き詰めると、それは体内に囚われた負の感情なのです。それらをしっかり取り除けば、どんな問題でも改善は期待できます」と。

なるほど!

何年も鬱々としてきたんだから、当然「鬱」という感情が山のように溜まっていてもおかしくない。いくら考えを変えようとしても、もっとポジティブになろうとしても、元の鬱状態にリセットされるのは、きっとこの感情がたくさん残っているせいだわ。

実際にセッションを受けてみて、自分でリリースしてみると、憑き物がとれたかのように、見る見るうちに精神状態が良くなるのを感じました。

こんなに手ごたえのある手法は全く初めてでした。

それまで、カウンセリングもコーチングも、いくつものヒーリングセラピーも試したのに。

おかげで、長年抱き続けた思い込み、囚われ、コンプレックスやトラウマを、いっぺんにとは言いませんが、着実に一つ一つ捨てることができました。

相性の悪かったお手伝いさんを解雇し、子供たちにはもっと寛容になり、夫との関係を修復できたのは、エモーションコードとボディコードのおかげだと言っても過言ではありません。

そして気が付けば、シンガポールに来てから11年。

昔の嫌だった自分も、今の不完全な自分も、全部丸ごと好きになれたのは、素直に嬉しいです。

今のままでいいのよ

以前の私と同じように感じている方もいらっしゃると思います。

そんなあなたにぜひお伝えしたいのは、「今のままでいいのよ」。もう、もがくのをやめて大丈夫です。

代わりに、過去のネガティブな感情に「今までありがとう」と別れを告げ、どんどん手放しましょう!

そのうち大好きな自分に出会えますから、必ず!

もし、セッションにご興味があれば、こちらからぜひお問い合わせください。

長くなりましたが、最後までお読みいただきどうもありがとうございました。

理美