世の中の誰もが苦労する悪い癖。癖がなければ、どんなにやりたいことや欲しいものが手に入るか!嘆きたくなりますよねぇ。

私も例外ではありません。昔に比べればだいぶ程度が良くなりましたが、エネルギーワークやっているからと言って、全部きれいさっぱり無くなったわけではありませんね…それが現実です。

どうして癖ってできるの?癖の仕組み

今回、癖について書こうと決めた時、「そもそも、どうして癖ってできるんだろう?」とふと疑問が。答えはこの本に載っていました。

Rimi Yoshida

癖は元々、脳がエネルギーを節約するための「省エネ対策」なのです。例えば、歯磨きや着替えのような日々数千、下手すると数万も行う些細な行動を、一つ一つ常に意識しながらやらなければならいとしたら、脳をいっぱい使わないとこなせない大事な仕事(勉強や商談など)が全く手につかなくなりますよね。だから、脳は脳率を上げるために、無数の習慣を自動化するわけです。

けど、能率アップのために自動化された習慣は、もろ刃の剣でもあります。タバコ、ゲームやスイーツがやめられない人なら、よく知っているでしょう。何らかのきっかけでこれらの習慣が呼び起こされると、終わった後、相当な「報われ感」が脳に溢れかえります。この「報われ感」は一種のハイ状態と同じで、人間はどうしてもラクで気持ちいい方に流れやすいから、同じことを繰り返そうとします。そうやっているうちに定着してしまった悪い癖をなかなか変えられないのは、そこに原因があるのです。

癖が変えにくい他の原因

癖が変えにくい脳科学的な理由は分かりましたが、他にも原因はあると思います。これまでセッションで観察したものをいくつかシェアしますね。

【環境】

人は環境に育てられる部分もあるので、例えば仲間、学校、職場、社会といった自分が身を置いている環境の影響は無視できません。周りの人が習慣的にやっていること、良しとされる価値観などに影響されて出来てしまった癖があるかもしれません。

【遺伝】

自分の癖を親のせいにするのは良くありませんが(笑)、家族の傾向というものも無視できません。というのは、誰もが親の「考え方の癖」の影響を少なからず受けるからです。皆さまも振り返れば、親(または家系)の影響で出来た考え方の癖が、大人になってから妨げになった経験があるのではないでしょうか。

【自己暗示】

自己暗示とは、「こうでなければならない」、「これがないとダメ」、「これをしてはならない」などのプログラムを自分に刷り込むことです。無意識のうちにやってしまうものなので、諭されない限り、発見するのは本当に難しいです。中には、暗示が過去世に由来するものさえあります。

悪い癖を変えるには:3つの提案

悪い癖を変えるには、これ!という方法が存在しないのが本音です。でも、効果ありそうな方法はいくつもありますので、個人的にいいなと思ったものを3つシェアします。

【行動面】「アトミック式」

定着してしまった癖を変えるのに、最初はある程度エネルギーが要ります。だけど長く持続できないから、困るんですよね。

でも、小さな行動から癖を変える「アトミック式」(邦題は「クリアー式」というけど、いまいちピンと来ないので原文の題名を参考に「アトミック式」と勝手に名前変更しました)を取り入れれば、出来そうな気がしませんか?

Rimi Yoshida

本にも紹介された例を挙げると、例えば運動不足を解消したいけど、重い腰が上がらないとします(はい、私です)。寝る前に、ベッドの横にウエアを用意して、玄関にスニーカーを出して置く、またはリビングにヨガマットを敷いておくと、翌朝支度がしやすくなり、運動が実行しやすくなります。ウエアに着替える、靴を履くという、一つ一つの小さな行動がシンプルになると、新しい習慣に移行する抵抗感も減らせるのだ、と著者は言っています。

【心理面】リフレーミング

これはポジティブ心理学でよく使われるテクニックですが、ものの見方を変える「リフレーミング」も癖を変えるのに効果的です。

本当のことを言うと、物事の良し悪しは全て、自分の解釈に基づいているのです。悪い方に考えればそういう風に見えますし、いい方に捉えればそのようになります。ならば、癖をやめられない自分を「ダメ人間だ」と責めたり、変えるのは「絶対無理!」と決めつけたりする代わりに、違う解釈をしてみてはどうでしょうか。

例えば、「長年の癖を変えようとしている自分は褒めるに値する」、「時間がかかるかもしれないけど、癖は変えられるものだから、毎日ちょっとずつやれば必ず変われる」という風に。ポイントは、到底叶わない夢のようなことを言うのではなく、自分に言い聞かせても信じられる、現実的な表現を使うことです!

ちなみにリフレーミングは、アファメーションにも似ていると思いませんか?そうなんです。可能性を広げるという意味では、原理は同じです。

【エネルギー面】エネルギーデトックス

自己暗示や環境・家族の影響を解消する手助けとして、「エネルギーデトックス」は決して無駄ではないと思います。

ボディコードにもMAP(マップ)メソッドにも、それぞれ強みがあります。ボディコードは、たとえ過去世に由来するものでも、自己暗示を的確にピンポイントで解放することができます。MAPメソッドは、癖をなかなか手放せない個性のパーツを治療したり、癖が始まるきっかけとなった心理的な要因(依存や満たされないニーズなど)も解消できるので、変化への抵抗感をなくすのにとても有効です。 

癖対策としてエネルギーワークを利用するなら、ぜひ【行動面】と【心理面】の対策も併せて取り入れることをお勧めします。悪い癖を多方面からアタックした方が、効き目がいいからです!

変化は時間がかかるもの。だから自分にやさしくして

最後に、もう一つ大事なことを。

行動は思い立てばすぐに始められるけど、変化は必ずしもすぐに見えませんよね。そうするとがっかりして、せっかく始めた新しい習慣が立ち消えてしまうことも。

実際のところ、変化はステージで起きるのです。こちらの図をご覧ください:

Rimi Yoshida
写真:https://imamura-net.com/wp-content/uploads/2020/05/s-07-001.png

人は「変わろう」と思うまで、それなりの時間を要することが分かりますよね。「変わろう」と思い始めてからでも、行動を起こすまでさらに時間が必要です。行動を起こしてから、上手く維持できればいいのですが、途中で何かが起きて、逆戻りすることだってあります。

この図を見る限りでは、変化は直線的なプロセスのように思われがちですが、実際はらせん状のパターンを上下しながら、人は変化して行くのです。

だから、癖と向き合うとき、変化とはそういうものだと思ってください。変化のプロセスを通過するスピードには個人差があるでしょう。でもこれは対人レースではないので、周りの人を気にしないで、現在の自分だけ見ていてくださいね。

もしかしたら悪い癖を変えるのに、何よりも先に必要なのは、自分に優しくなることかもしれませんよ♡

いかがでしたか?悪い癖を変えるのに、少しでもこの記事がお役に立てば幸いです。

ご意見、ご感想やご質問があれば、ぜひこちらまでお気軽にご連絡ください!

長くなりましたが、最後までお読みいただきどうもありがとうございました。